ダイオウヒラタの幼虫、朽ち木から割出す様子 |
準備するもの
ブライトもしくはコーヒーの瓶
朽ち木
マイナスドライバー
プラケース(小ケース可)
醗酵マット
クワ用ゼリー |
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瓶の中に水を入れて朽ち木を入れます。全部つかるように蓋もしてしまう。
あまりこだわってませんが、大体12時間から24時間ほどで取り出します。
朽ち木が入らなければプラケース等で代用して下さい。 |
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数時間から半日ほど陰干しします。
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左画像のようにマイナスドライバーで樹皮をめくっていく。
手元に注意してね! |
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ほぼ完全にめくってしまいます。樹皮も使うので大事にとっておく。 |
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醗酵マットを篩いにかけ細かいものと、荒いもの2つに分けます。
まず細かいものを入れます。オモイッキリ固く詰めます。約2センチ程でいいと思います。
水分は少し強く握ってほんの少ししぼれるくらい。
醗酵マットは、DORCUS KING(森の昆虫社)のアンテマット使用してます。 |
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このように朽ち木を置きます。
ホームセンターで買った安物。 |
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醗酵マットの荒いものを上からかぶせるように詰めます。このときもある程度強く固めるようにします。
朽ち木は少し見えるぐらいでいいでしょう。 |
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横から見るとこんな感じです。 |
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あとはぜりーを2個以上離れた場所に置き、朽ち木の樹皮をかぶせます。
(できれば高タンパクゼリーがよい)
これでセット完了。 |
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ペアリング(交尾)
ハンドペアリングは少しコツが必要なので
自然な方法を紹介しておきます。
同居させる前にしっかりぜりーを与えておきます。2週間以上
まず♀だけ入れます。5日程
そのあと♂をいれます。
約一週間静かな場所で同居させます。
成熟した2匹ならほぼペアリングするでしょう。(5月から9月)
♀をはさんで殺す恐れがあるため、♂はひきあげ別居させます。
あとは祈るのみ!
採集してきたワイルドの♀はペアリング済の可能性が非常に高いのでとりあえず同居させないでセットした方がいいと思います。 |
上手くいけば1,2週間後にプラケース底部に卵を見つけることができると思います。
経験上朽ち木に産卵してるのが多いのですが、マットの底や側にもいつも確認できてます。
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ポイント・詳細
ヒラタ系は水分を好むのでできるだけ乾燥させないようにラップをかぶせ針で空気穴を数箇所あけるなど工夫するといいでしょう。
基本的には朽ち木に産卵するのですが、微粒子の醗酵マットをプラケースの底にオモイッキリ硬く詰めることでその部分にも産卵するので、確認しやすくなる。
樹皮を置くのは転倒防止や逃げ場をつくるためで、ぜりー2個以上置くのは喧嘩防止です。
♀を5日程先に入れておくのは、なんとなくその方が上手くいく気がするから。
だんだん朽ち木だけが持ち上がったり、カビが生えたりするかもしれませんが、あまり気にしなくてもいいと思います。
できるだけ静かで夜は暗くなる場所で管理しましょう。
もしペアリングが確認できたら、♂は引き上げた方が♀は落ち着いて産卵できると思います。(ペアリングは何度も行われます。)
ペアリングすることで寿命が短くなることを理解の上実行してください。
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